【ルイヴィトン】ルイ・ヴィトン 2021年秋冬ウィメンズコレクション – “黄金時代”のロマンを辿って、普遍性と神秘

ルイヴィトン

ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)は、2021-22年秋冬ウィメンズコレクションを発表した

美の哲学が花開いた“黄金時代”に思いを馳せて

ルイヴィトン 2021年秋冬ウィメンズコレクション - “黄金時代”のロマンを辿って、普遍性と神秘|写真22

フランスパリのルーヴル美術館内、ミケランジェロギャラリーとギャラリーダリュを舞台に展開された今季のルイヴィトン文明の本質が築かれた黄金時代にまで遡り、古代ギリシャローマ世界のイメージをクリエーションに投影した美の哲学が花開いた不朽の時代へと思いを馳せ、ロマンあふれる壮大な叙事詩を紐解いていく

フォルナセッティとコラボレーション

ルイヴィトン 2021年秋冬ウィメンズコレクション - “黄金時代”のロマンを辿って、普遍性と神秘|写真6

鍵を握るのは、イタリアのアーティスト、ピエロフォルナセッティのアートワーク1940年にフォルナセッティが設立した「フォルナセッティアトリエ」とコラボレーションし、古代のイメージを掻き立てる繊細な彫刻を描いた絵画をウェアに落とし込んでいる

ルイヴィトン 2021年秋冬ウィメンズコレクション - “黄金時代”のロマンを辿って、普遍性と神秘|写真41

ルイヴィトンのウィメンズ アーティスティックディレクターであるニコラジェスキエールは、コラボレーションのために13,000点におよぶ「フォルナセッティアトリエ」のアーカイヴからフォルナセッティ特有のテーマ、アートワークをセレクト古典主義を探求し、美的なイマジネーションを駆使して描き出されたフォルナセッティのアートワークは、現代や未来とも呼応する普遍的なクリエイティビティと神秘的な感覚を呼び起こす

アートワークを落とし込んだアウターやバッグ

ルイヴィトン 2021年秋冬ウィメンズコレクション - “黄金時代”のロマンを辿って、普遍性と神秘|写真2

彫像モチーフを反復してプリントしたパフィージャケットは、ゴールドコーティングを施すことで陰影をつけ、ライナーにもゴールドを採用して華やかに仕上げたボリューム感のあるボンバージャケットや、オーバーサイズのジャカードコートなどは、起毛感のある生地の柔らかな質感と、繊細かつ大胆に描かれたアートワークが共鳴ヴィトン ネックレス コピー手に抱えたバッグは、彫刻の顔をそのまま切り抜いたかのようなデザインが存在感を放つ

装飾的なモチーフ

ルイヴィトン 2021年秋冬ウィメンズコレクション - “黄金時代”のロマンを辿って、普遍性と神秘|写真30

さらに、精巧に施された装飾的なディテールによって、アートの輝きが際立ち、ファッションとの連関はより深みを増していく白黒のグラフィックを配したコートには、柔らかく軽やかなチュールのフリルスカートを重ね、華やかな更紗模様のジャカードジャケットにはさりげなく彫像モチーフを織り込んだまた、ビーズ刺繍で絵画が剥がれ落ちるかのようなイメージや、絵筆のようなタッチを表現したミニドレスも登場した

立体的なフォルム

ルイヴィトン 2021年秋冬ウィメンズコレクション - “黄金時代”のロマンを辿って、普遍性と神秘|写真8

アートワークに加え、立体感のあるスカルプチャーのようなフォルムにも注目だグレーのコートとレッドのブルゾンをジョイントさせた構築的なアウターや、袖の途中に複数の穴を配し、穴から腕を出すことのできるニット、肩を強調したオーバーサイズのチェスターコートやフライトジャケットなどが登場生地をたっぷりと使い、ふんわりと丸く空気を含むような造形でボリュームを出したアウターは、身体を拡張するかのようなダイナミックさをもたらしている

ルイヴィトン 2021年秋冬ウィメンズコレクション - “黄金時代”のロマンを辿って、普遍性と神秘|写真45

コレクション終盤に登場したパフィージャケットや中綿入りミニドレスは、クラシカルなイメージと現代的なポップさ、さらには近未来的なミステリアスさがクロスオーバーする、新鮮な佇まいに彫像のグラフィックを背中合わせに並べたミニドレスは、中綿ならではの3D感を生かした直線的なフォルムが特徴的裾にフリンジのようにして並べられたパーツが、歩を進めるたびに躍動感を演出するビィトンコピー